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ケーススタディ[1]無電解ニッケルメッキ廃液

[1]無電解ニッケルメッキ廃液 [2]鉛含有物の適正処理 [3]プラスチックのリサイクル
イメージ 未利用の資源が、
実は最も身近にあるという事実。


一つの廃液から二つのリサイクルを。

無電解ニッケルメッキ廃液の発生量は、年間約125,000トンにも達すると言われています。このうちの約3分の2は、委託を受けた専門業者により処理されていますが、資源活用としての観点からのリサイクルが行われているケースは限られています。その理由としては、資源としての再利用が可能な精度での成分抽出が困難であったことがあげられます。

このような無電解ニッケルメッキ廃液の処理について、ミヤマでは、早くからニッケルの抽出、資源化を実用レベルに高めるとともに、その用途開発も含めた取り組みを進めてきました。現在では、さらに新たな処理技術を確立したことにより、ニッケル及びリン酸という、廃液中に含まれる二つの物質についてリサイクルを行っています。この新処理技術では、抽出・精製の精度を飛躍的に高めており、再利用が可能な成分としての抽出を実現しています。


ニッケルとリン酸の再利用を実現させました。
処理ライン
抽出されたニッケルは、電気ニッケルメーカー、ステンレスメタルメーカー等へ供給され、工業材料としての再利用が行われています。またリン酸については粗リン酸カルシウムとして、肥料メーカーへ供給しています。その品質は、農業及び園芸用肥料製品として求められるグレードを充分に確保しており、その抽出精度には高い評価をいただいています。 なお現在、ミヤマが処理している無電解ニッケルメッキ廃液は年間約11,000トンであり、国内の業者委託処理総量の15パーセント程度を占めています。

※リンは、水系に放出された場合、富栄養化の引き金となることから、要監視項目の一つになっています。


フロー

  1. 廃液のNi、P含有率
    ・ニッケル:NiSO
    4、NiCl2として含有し、Niとして30g/l
    ・リン:亜リン酸、次亜リン酸として含有し、Pとして10g/l
  2. ニッケル原料の組成
    粗水酸化ニッケル:Ni50%ドライベース
  3. リン酸肥料原料の組成
    粗リン酸カルシウム
    ・可溶性リン酸:S-P
    2O5 2%ドライベース
    ・く溶性リン酸:C-P
    2O5 40%ドライベース
    ・水溶性リン酸:W-P
    2O5 2%ドライベース
    ・可溶性カルシウム:S-CaO 30%ドライベース

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