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薬効食彩

さくら
ピジョンポスト 48号掲載

さくら

桃の節句に欠くことのできない桜餅。8代将軍吉宗の時代に長明寺の境内で塩漬けにした桜の葉で包んだ餅を売り出したのが始まりです。薄い皮で包まれた関東の長明寺桜餅に対し、関西では道明寺粉を使ったものが一般的です。

桜の葉の塩漬けに含まれるクマリンは、整腸作用があり二日酔いにも効くのだとか。 桜は葉だけでなく、おめでたい席で出される桜湯など、花や樹皮も楽しむことが出来ます。 特に樹皮は桜皮(おうひ)として煎じて飲めば食あたりに、身体に塗ると湿疹や 打ち身に効くそうです。桜の花粉は飲むと健康に良いと信じられていた事もあり、 花見には上から落ちてくる花粉を杯で飲むという意味もあったそうです。

実際に花粉には、エフェドリンと言う精神状態を高める興奮剤が含まれているとか。 花見の席が異様に盛り上がってしまうのは、お酒だけのせいではないのかも知れませんね。

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