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| 森物語―35 森を求めて、文明は旅をした。 歴史の大きな流れを見ると、世界に発展した四つの文明は、 すべて森のあるところに生まれて、そして栄え、 そして森を切って亡んでいったという歴史をたどっています。 農耕や牧畜文明は、森林を破壊し、新しい農地や牧草地をつくり、 巨大な文明は巨大な神殿や宮殿を必要とし、森を切ってつくった。 あのギリシャの石の柱は、木がなくなってから石になったのだという。 古代文明からギリシャに文明は移り、ローマ、北ヨーロッパ、 そして新大陸へと、文明は森を求めて旅をした。 しかしもう森を求める文明の旅は不可能になった。 交通網の発達は、地球の果ての森までも破壊しているからです。 かつての農業文明の比ではない破壊力をもって。 私たちはもう一度、森との共生を考える必要に迫られています。 ![]() |