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| 森物語―9 森とマツタケ。 秋が深まり冷気が森を覆うようになると森は色づき、 さまざまなきのこが顔を出します。 その中でも王様はマツタケだ。 マツタケは、いまでこそ高嶺の花ですが、 かつては大衆的な食品であった。 マツタケが減少した一因は赤松の伐採。 そして松林の土壌の肥沃化が主要因。 マツタケは元来、やせた山のきのこで、 落ち葉が厚く土が肥えた山には生えません。 人が森に入らなくなり、落ち葉が積もり、潅木が茂り、 木材や落ち葉を腐らせるかびやきのこが増えます。 こうなると松根は表面の肥えた土や落ち葉の中に上がってしまい、 マツタケの好きなやせた土の中に少なくなってしまいます。 マツタケを昔のようにと願うのなら、 松葉の落ち葉を掃除し、潅木を伐り払う。 私たちが森と親しむことなのかも知れません。 ![]() |