ピジョンポスト 8号掲載
みかん
こたつの恋しい季節になりました。寒い日にこたつにあたりながらみかんを食べるのは、今も昔も変わらない日本の団らんの風景です。
ところで最近、このみかんにガン予防の効果があることが発見され、にわかに注目を浴びています。ニンジン、カボチャなど緑黄色野菜に多く含まれるβカロチンが発ガンの防止に効果があることは広く知られています。
ところがみかんに含まれるβ・クリプトキサンチンには、βカロチンの5倍の効果があるのです。このβクリプトキサンチンはオレンジやグレープフルーツには少なく、温州みかんに多く含まれるそうです。
また、みかんの皮や実の袋のスジに多く含まれる食物繊維は、善玉腸内細菌の繁殖を促し、直腸ガンの予防に効果があります。今年の冬は毎日みかんを食べましょう。
1日2個のみかんで1日分のビタミンCが摂取でき、ガンが予防できるのですから。形は平べったいものより球に近いものの方がおいしいようです。