ヒメシロチョウ
Leptidea amurensis/シロチョウ科
幼虫の食草・食樹: ツルフジバカマ
花伝舎で観察できる時期: 年3回程度の発生、4月頃から9月頃まで見られる
花伝舎で観察できる場所: 木もれ日の庭から香りの庭に下る坂道の左側斜面に生えるツルフジバカマ周辺
■環境省レッドリスト
絶滅危惧ⅠB類(EN)
■長野県レッドリスト
絶滅危惧Ⅱ類(VU)
絹の糸で作られたかのような純白のチョウ。丁寧に管理された良質な草原にのみ生き残っており、県内でも姿を消した地域が後を絶ちません。減少の主な原因は①草原環境の減少、②外来種の侵入、の二つで、ヒメシロチョウの幼虫がエサとするツルフジバカマが外来種のナヨクサフジ(河川敷でみる紫色の花)に追いやられてしまったためと考えられます。