2004.03.01
エコドライブナビゲーションシステムMHS-01 省エネ大賞資源エネルギー庁長官賞を受賞！
ミヤマのエコドライブナビゲーションシステムMHS-01は、このほど平成15年度省エネ大賞において「資源エネルギー庁長官賞」を受賞いたしました。2月12日には、東京ビッグサイト レセプションホールにて表彰式が行われました。
表彰式では、経済産業大臣賞の授与に続き、資源エネルギー庁長官賞の授与式が行われ、自動車部門では、トヨタ自動車株式会社殿（プリウス）と弊社の2社が、また、家庭用部門及び業務用部門から3件が表彰を受けました。
省エネ大賞とは
財団法人省エネルギーセンターでは、二酸化炭素などの地球温暖化ガスの排出量削減に貢献するため、優れた省エネルギー、省資源性等を有した民生用エネルギー利用機器・資材及びエネルギー利用システムを広く公募、発掘し、優れたものを表彰することによりその開発・普及を支援しています。
対象は、既に製品化されたり、研究開発済で商品化段階にある民生用の機器・資材及びシステム（エネルギーを使用するもの）のうち、特に省エネルギー性に優れているもので、省資源性、独創性、商品性、環境保全性や安全性等についても考慮されていることとなっています。審査により特に優秀と認められるものは、「経済産業大臣賞」、「資源エネルギー庁長官賞」、「省エネルギーセンター会長賞」として表彰されます。
自動車のための新たな環境機器
今回、エコドライブナビゲーションシステムMHS-01は、資源エネルギー庁長官賞受賞の高いご評価をいただくこととなりました。その背景には、従来のように、車両に付随するハードウェアの開発・改良等による省エネ効果ではなく、運行の主体である「ドライバー」というヒューマンファクターに着目し、ドライバーに直接働きかけ、運転操作を改善することで、これまであいまいだった省エネ運転の実際をよりわかり易くしたことが挙げられると考えます。これを実現するため、走行中のドライバーを取り巻く走行環境や車両性能を解析し、今、どのような運転操作をすれば省エネ効果の高い走行が出来るのかをリアルタイムにナビゲーションするシステムを創りあげました。これによって、ドライバー個々に対するリアルタイムな運転指導が可能となり、従来の運行管理では困難であった、大幅な省エネ効果、環境負荷物質排出の削減効果、そしてエコドライブによってもたらされる高次元での安全運行が可能になりました。
エコドライブナビゲーションシステムMHS-01については、ピジョンポストでも何度かご紹介させていただきました。開発のきっかけから、技術開発発表、製品化、そして販売まで、４年間にわたる努力が実を結ぶことができましたのは、お客様各位のご支援のおかげと、心よりお礼申し上げます。「なんでミヤマが自動車の装置をつくるのか？」というご質問も多くいただきました。それは、MHS-01が、省エネとCO2削減のための環境装置だからです。現在の私たちの夢は、MHS-01を多くの物流企業の皆様にご活用いただき、CO2削減効果、そして省エネ効果が数字として現れること。そして、MHS-01によって環境が少しでもよくなることがミヤマの夢です。今、社会が求める環境開発に向けて、ミヤマは新たなフィールドに一歩踏み出しました。今回の受賞を糧として、より良い環境技術の創出、環境機器・サービスの提供をめざして努力してまいります。
なお、2月の省エネルギー月間にあわせて開催された「ENEX2004第28回地球環境とエネルギーの調和展」の東京・大阪両会場では、アワードコーナーに受賞機器としてMHS-01が展示されました。また、両会場の当社ブースでも、車載システムのデモンストレーションやプロモーションビデオの上映、専用運行管理ソフトウェア等の展示紹介等を行い、多くのご来場者に注目いただきました。
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