ミヤマ株式会社

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旧ピジョンポスト

ピジョンポスト Vol.43

2005.07.01

新たなステージへシフトアップ! 「グリーンドライバーキャンペーン」

今年4月、ミヤマ物流部は、これまで行ってきたエコドライブ運動を更にパワーアップした「グリーンドライバー キャンペーン」をスタートしました。新しいステージに立ったミヤマ物流部の運動について紹介します。

エコドライブ運動、9年目に突入!

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今回のキャンペーンにつながる環境負荷軽減への取り組みがスタートしたのは、97年のことです。
97年12月よりミヤマ全車両を対象にアイドリングストップキャンペーンがスタート。1年間の削減目標220tを上回る440tのCO2を削減しました。
この成果をもとに、99年3月からは温暖化防止、省エネ運転や安全運転も含めたエコドライブ運動へと内容を拡大。運動期間中は、省エネ講習やキャンペーンニュースの発行など、様々な機会を通じた啓発活動を行い、全社員の意識改革とモチベーションの向上に取り組みました。その結果、2001年迄の4年間で CO2削減量の総計は、3,967tに達しました。

2010年までにCO2 23%削減!

ミヤマ物流部では運動をその後も続けていきました。その積み重ねの結果、エコドライブは定着し、高いCO2削減率を達成しました。今回のキャンペーンは、これまでの8年間に及ぶ成果をふまえ、“ミヤマ物流部として、より高度な技術で、より高い環境意識に立った環境負荷軽減と安全運動を目指そう!”と始まりました。
キャンペーンの目標設定にあたって参考にしたのは、国土交通省作成の「今後の運輸部門における省エネ対策」。ここでは最新データとして、2001年現在のCO2排出量が90年と比較して23%も増加していることが報告されていました。
このデータをもとにミヤマ物流部は、2001年を基準年と設定。京都議定書における第一約束期間の中間年に当たる2010年までに、燃費ベースでCO223%の削減という目標を設定しました。そして、2010年の目標達成に向け、グラフのような段階的削減目標を設定しています。
2001年まで約5年に及ぶ運動で到達したCO2削減の成果から更にCO223%削減を目標に掲げるのは、一見実現は困難と思われるかもしれません。しかし、今回のキャンペーンから加わる新たな手法、エコドライブナビゲーションシステムMHS-01を用いたエコドライブの実施により目標達成は可能と判断し、設定しました。

MHS-01の活用により、大幅なCO2削減を達成!

エコドライブナビゲーションシステムMHS-01の活用により、これまでの啓発活動主体の運動から、運転を客観的データで的確・具体的に把握し、改善する運動へとステップアップしています。 キャンペーン1年目の目標CO216.3%削減に対し、5月末日までの累計は既にCO217.4%削減という成果を上げています。

キャンペーンとの相乗効果によるCO2削減対策。

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「環境と安全」を企業理念とするミヤマでは、以前より、車両の改善、収集運搬システムの効率化、人材育成などにも力を入れてきました。
車両の改善では、一部特殊車両を除くほぼ全ての収集運搬車両で、車両の軽量化、低燃費車両への切り替えが終了。ハードウェアの面からの燃費向上、CO2削減が進んでいます。収集運搬システムの効率化では、全国を幾つかのブロックに区分し収集運搬に当たるなど、収集運搬車両を効率的に配車する取り組みが進んでいます。また、収集運搬機能のハブ化を促進。秋田・東京・大阪に積替保管基地を設置し、より効率的な収集運搬網を構築しています。
人材育成では、収集運搬に当たるドライバーの資格取得を推進。全ドライバー約180名が化学物質等作業主任者の資格を取得(本年2月現在)、さらに60名を超えるドライバーは危険物取扱者も取得済みと、より安全・確実な収集運搬サービスの実現に向け取り組んでいます。
ミヤマが従来から取り組んできたこれらの施策は、今回のキャンペーンのベースとして大きく活かされています。積み重ねてきたものと、新たな取り組みの相乗効果で、さらなる効果的な環境負荷軽減、CO2削減を図っていきたいと考えます。

これまでも、これからも。グリーンドライバーを目指して。

ミヤマ物流部がめざす最終的な目標、それは、「グリーンドライバー」。この名には、“高度な運転技能を持つことで環境負荷軽減を実現する理想的な物流ドライバー像”という意味があります。ミヤマ物流部では、キャンペーンでの取り組みを通じ、全ドライバーが、グリーンドライバーに近づきたいと考えています。そして、お客様に、安全かつ環境負荷の少ない収集運搬サービスを提供していきたいと考えています。

Special Report ~SMBC経営懇話会にて事例報告~ 「物流CO2削減の切り札・ エコドライブナビゲーションシステムMHS-01の開発」

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5月26日、三井住友銀行グループSMBCコンサルティング主催による経営懇話会が東京・大阪で開催されました。企業経営者の方々を対象とした同会にお招きいただき、MHS-01に関する事例報告を行いました。
これまでも、MHS-01に関する講演や発表の機会を頂戴してきましたが、いずれも、最新の自動車向け省エネ運転支援装置として、その概要をお知らせするもの。しかし、今回はやや趣が異なります。主催者からのご依頼は「なぜミヤマは、MHS-01を開発したのか、出来たのか。それを講演して欲しい」というものでした。
今、ビジネスのあらゆる局面で、環境が大きなファクターになっています。自社がいかに環境適合していくか、そして、環境を切り札にした新商品の開発を進めていくかは、経営者にとって大きなテーマ。京都議定書の発効により企業経営における環境要因はさらに高位の位置を占めるようになっています。
事例報告では、30年以上にわたり環境技術を提案し続けてきたミヤマの企業風土、そして、今号でご紹介したように、10年近い物流の環境負荷軽減活動の中で生まれた課題をビジネスチャンスへと転換し、まったく新たな自動車環境機器として開発・製品化にこぎつけるまでの過程を報告させていただきました。



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